曼珠沙華



この花を見るたび
打ち捨て、踏み越えてきた者達を思い出す。


悲しい色、命の色だ。


失ったものが増える度、真っ赤な花の数も増えていく。

数え切れない程の曼珠沙華を抱え、それでも、進まなければならない。

それは背負うべき想いでもあるのだから。




新しい世を創ろう。

これ以上、悲しみが増えないように。







曼珠沙華 悲しい思い出



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